今まで、多くの子たちに太鼓を教えてきました。
いろいろな子たちがいましたが、自分からやりたいと言ってきた子たちは、上手くなりたい気持ちが強いので、一生懸命やりますし、努力も惜しまないんですよね。
誘われてきた子や、兄弟がやっていたからなんとなく、という子は難しいですね。
本人は、そこまでやる気がないので、こっちがいくら教えても真剣にできないんですよね。
子供のやる気スイッチは、周りが押すものではなく、気づかせて、本人がやる気スイッチを押すしか方法はないように思えます。
チャレンジしない子も難しくて、チャレンジしてくれないから成長が遅いんですよね。
いくら言っても、本人がその気にならない限り、難しいですね。
あの手この手で、気づかせようとしているのですが、本当に難しい。
今回の本番で、驚いた子がいます。
甘えんぼの末っ子気質の子で、甘えが出て、基礎練習をサボろうとするんですよね。
いくら注意しても無駄でした。注意しても、しばらくすると、ケロッとしているんですよね。
基礎練習は、地味で、退屈で、大変なだけですからね。
でも、その基礎が、もの凄く大事なんですよ。
すべての技や技術は、基礎の上に成り立っていますし、基礎をアレンジしたり変化させたものが応用技なので、基礎ができたいないと、凄いことをしていても素人目で見てもへたくそだなと分かりまし、滅茶苦茶になっちゃいますからね。
そんな子でも、本番はまじめに叩くんですよ。
基礎はできていないのですが、いろんな技を見よう見まねで覚えていて、それをやっているんですね。
途中の音が外れているんですが、技の初めと終わりがなんとなくあっているので、なんとなくできているんですよ。
叩き方は、基礎ができていないので、滅茶苦茶ですが、なんとなく叩けています。
逆に、基礎がまともにできていないのに、あそこまで叩けているのは、天才なんじゃないかと驚きました。
本人にも言ったのですが、
「お前の太鼓は基礎ができていないから、滅茶苦茶だけど、あそこまでできるのは大したもんだ。きちんと基礎ができるようになれば、一番うまくなると思うぞ」
と、本人も、次の練習から基礎をしっかりやると言ってくれました。
今までが、今までなので、あまり信じていないのですが、先生という立場上、信じてみようと思っています。
来年、リーダーをやらせるつもりなので、その辺からあおってみようと思います。
折を見て、その子の成長をお伝え出来たらお伝えしますので、長い目で待っていただけると嬉しいです。
新品価格
￥23,749から
(2025/8/3 16:20時点)
