僕が教えている太鼓のグループは、自治会に所属していて、自治会のお祭りの太鼓を叩くために練習しています。
そのため、僕は、自治会の役員をしていまして、今では、文化部長を仰せつかっています。
どこの自治会もそうですが、若い方がやりたがらないため、高齢化が進んでいまして、50代の僕が最年少で、ほとんどの方は還暦を超えられています。
自治会の役割は、いろいろありますが、地域貢献と地域のつながりを作り出しているものだと思います。
特に、大切なのが、お祭りといいたいのですが、一番は防災です。
災害があった時に、国や市区町村が動いて機能するまでに数日かかると言われています。
その間は、自分たちで、生き残れるように準備が必要です。
次に頼れるのが自治会です。
避難所の開設や誘導といった訓練を年に数回行っています。
無線機を使って訓練をしてるんですよ。
災害時に、自治会が中心となって、地域の皆さんと協力し合って生き延びていくことになるのだと思います。
自治会が行っているお祭りや防災訓練などの行事は、地域の皆さんのつながりを作る大切な行事ですし、行事を通して、協力し合う体制を作っているのだと思います。
そこで、思い返していただきたいのが、自治会の高齢化です。
いざという時に、中心となる自治会が、高齢の方だけですと心配になりませんか?
高齢の方の経験や、長根培った地域のつながり、平日の昼間に活動しやすい環境等、とても大切です。
そこに若い方の力や、柔軟さが加わればより素晴らしいものになると思います。
大切なご家族を守るためには、地域の絆や力が助けになります。
正直、現役で仕事をしている身としては、自治会の活動は面倒だし、負担ではあります。
太鼓をやっていなければ、役員なんてやっていません。
しかし、活動をすればするほど、災害時はもちろん地域のつながりを作るうえでも非常に重要で、なくてはならない活動だと実感しております。
地震大国・台風の通り道日本に暮らす我々だからこそ、今一度、このような地域活動に目を向けていただけると幸いです。

