バチの持つ位置は、人差し指側を長く、小指側は短く指2本分くらい開けてください。
端から指2本分くらい開けて持つのは、小指を支点とし、その開けた部分がバランスウエイトになり、扱いやすくなります。
また、バチの端を持って叩く方法もあります。
その持ち方は、より大きく力強く打つことができます。しかし、負荷が大きく扱いづらくなります。
どちらがいいか正解はありませんが、私は、開けるほうがやりやすいです。
バチの握り方は、2種類あります。
一つは、小指と薬指をしっかり握り、他の3本はバチが暴れないように軽く握る程度で、ぎゅっとは握りません。太鼓で重要なるのが、手首です。5本の指でしっかり握ってしまうと手首がうまく使えなくなってしまいます。そのため、小指と薬指はしっかり握り、バチを固定します。
そのポイントが支点となり、緩んでいる指の間隔分バチが振れる遊びが増えて、手首の動きがより活きてきます。
通常の打ち方はこの握りなります。
もう一つは、親指と人差し指で握る方法です。親指と人差し指でわっかを作り、親指付け根はしっかり締め、バチを親指の先の腹と人差し指固定します。他の3本で、バチをはじくような感じで叩きます。
手首とうまく連動させて細かく打つような感じです。
締め太鼓は、この持ち方です。中太鼓でも、細かく連打する際は、太鼓からの跳ね返りを利用しながら叩くときにこの持ち方をします。
盆太鼓では、曲の最後で連打をする計でしか使わないと思います。
