私の会では、小学5年生(9月時点)の子に、リーダーを任せています。
リーダーの役割は、準備や片付けの時に、リーダーの子が中心となって、指示を出してもらっています。
それ以外にも、差し入れのお菓子を配ったり、本番の時に、叩く順番の管理をしてもらったりと、役割を与えています。
私の方で、あれこれ言わずに、自分で考えたり、前にリーダーをしていた子に、サポートをしてもらったりと、自分で考え、リーダとして、自覚をもってやってもらっています。
正直、上手くできなくても良くて、自覚と経験をしてもらうことが目的です。

話は変わりますが、教えているこの中で、凄くまじめで一生懸命の子がいます。中1から始めた子で、不器用な子ですが、言われたことを一生懸命に練習していて、私が想定していた以上に、上達していました。
とてもいい子ですが、気になっていることがあって、他の子が、掃除をしている時に、一人、靴下をはいていたんですよ。
私としては、自分の事をする前に、まずは、みんなで、片付けや掃除をしてほしいのですが、一人、自分の事をしています。自分勝手な子ではないので、気になって、聞いてみたら、「靴下をはくのが遅いので、はいていました。」とのこと。確かに、一理ありますが、他の子がまだ掃除をしているのに、自分の事をしているのは、いかがなものかと。
振り返ってみると、倉庫から、タイヤや、椅子を運んでいる時に、遅れてきて、運ばずに、練習場に行くんですよね。
遅れてくることは、事情があるので、別に良いのですが、倉庫から練習用のタイヤを運んでいるのに、素通りするのはどうなのかなと、思ったことがあります。
良い悪いという事ではなく、気が利かないな。と思いました。
悪い子ではないんです。まじめで、一生懸命で、本当にいい子なんです。
たぶん、周りが見えていない、視野が狭いんだなと思いました。気が付いていないだけなんだなと。
自分も、似たようなところがあり、苦労した経験があります。
そこで、周りを見て、気遣う事を教えました。案の定、自覚がなく、気が付いていなかったようです。
一人っ子で、親御さんも優しく、その子自身が周りを気遣はなくても大丈夫な環境で、周りを気遣う機会や経験が得られにくい環境だったんだろうなと思いました。
私の和太鼓倶楽部は、いろいろな年代の子たちが一緒に練習していて、指導方針として、子供たちに考えさせたり任せられることは、任せるようにしているので、小さい子の面倒も見るように、子供たちには伝えていました。
そんな中、自分の練習をまじめに一生懸命で、周りの子と馴染めていないように感じていました。中学生が、小学生と仲良くするのには、壁があるのかもですね。
だからこそ、目立って見えたのかもしれません。
次の練習の時は、靴下は履かずに来たらしく、みんなが掃除をしている時に、何かしなきゃときょろきょろしていました。まじめな子なので、周りを見るように努力をしていました。空回りしていましたが、変わろうとしてくれていることに、ほほえましくも、感動してしまいました。
そのまじめな子には、12月のひと月だけですが、リーダーをしてもらう予定です。
リーダーは、周りを見て、指示を出さなきゃなので、いい経験になるかと思って、特別に指名しました。
その短い経験だけで、ガラッと変わるものではないかと思いますが、何か気づくきっかけになればと思います。

周りに気を遣う事は、子供の内から身につけておけば、自然とできるようになると思いますが、大人になってから、注意されて直すとなると、なかなか、難しいですし、それまでに、周りに気が配れない行動をしていると、気が付かないうちに、浮いた存在のまま、過ごすことになってしまいます。
今回のリーダーの経験が、彼にとって、少しでもプラスになればと願っています。

【おまけ】
虎のように、お肉にかぶりついてみては?
たまの贅沢を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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