緩急は、4カウントの中で、打つ間隔を細かくしていく練習方法です。
盆太鼓の技は、スットンのように、大きく腕をる技から、ドドツクのように連打系の技もあり、曲の中で自由に組み合わせて叩いていきます。
そのため、この練習では、右と左を交互に叩いていきますが、だんだん細かくして、戻ることを繰り返します。
簡単に言うと、4拍(×2)の中で、1打(×2)、2打(×2)、4打(×2)、8打(×2)、16打(×2)と増やして、戻って、1打(×2)から繰り返していく練習方法です。
具体的には、指導する人は、カウントを取っていきます。
≪4拍:1打≫
初めの空カウントの「2,3,4」で、右手を叩く構えの位置にもっていきます。
次の「1」で右手で叩きます。「2,3,4」で、左手を叩く構えの位置にもっていきます。次の「1」で左手で叩きます。
「2,3,4」で右手を構えるのは同じです。
≪4拍:2打≫
次のカウントでは、「1」で右手、「2」で左手を上げ、「3」で、左手で打ち、「4」で、右手を上げて、同様に「1」右、「3」左を打ちます。
≪4拍:4打≫
次のカウントでは、「1,2,3,4」の1拍ごとに右左と交互に、4拍で4打叩きます。それをもう1回。
≪4拍:8打≫
次に、「1、2,3,4」の各カウントに、右左と、4拍で、8打、叩きます。それをもう1回。
≪4拍:16打≫
最後に1拍に右左交互に4打、4拍で16打叩きます。それをもう1回。
≪リピート≫
その次は、戻って、「1」に打ち、「2,3,4」で構える。・・・。
と繰り返していきます。
この時の、ポイントは、打数が増えるたびに、振りが小さくなっていくのですが、なるべく大きく振ることを心がけます。
大きく振る癖がつくことで、音が大きくなり、迫力が出ます。
16打の時は、手首がうまく使えていないと、叩くことができません。
もちろん、右手と左手の基礎ができていないと、うまく叩けません。
基礎が詰まった練習となっております。
この際も、レベルに合わせて、腰の使い方、打ちぬく打ち方など、課題を与えていきます。
ある程度、出来るようになったら、右手と左手の練習を省いて、緩急を練習します。
【追伸】
買ったばかりのバチって滑りやすいですよね。スベスベしてて。
子供の頃は、手に唾をつけて、バチに刷り込んでいました。使っていくうちに、手汗とかがしみ込んで、いい感じになったのですが、コロナだなんだで、衛生面の意識が高まった今、バチに唾をなじませるのは、ちょっとまずいかも。
そんなバチを使いたいという子もいませんし。
なので、今は、「ドラムスティックワックス」を使っています。
初め、ベタベタ感はありますが、しばらく使っていると気にならなくなってきますよ。
もしよかったら、いかがでしょうか?

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