今回は、盆太鼓のベースの練習方法について説明していきます。
ベースについての解説は、依然しているので、そちらをご覧ください。
参考:和太鼓・盆太鼓のコツ|基本技の打ち方・間違えやすいポイント

盆太鼓のベースは、「ドンツクドンドン」です。
これを教えるのが一番難しいです。下手したら、ちゃんとできるようになるまでに、1年以上かかる子もいました。
太鼓に触れて、初めて教えるフレーズなので、本当に苦労します。
応用の技を教えるのは、意外に簡単で、基礎ができているので、基礎からの応用方法を教えれば、センスのいい子や、器用な子はすぐに覚えますし、たいていの子でも、基礎ができていれば、覚えてくれます。
でも、サラから教えるのは、苦労しますね。

教え方としては、分解して教えてます。
「ドン(右)」を教えて、「ツ(右)ク(左)」を教えて、それを組み合わせて「ドン(右)ツ(右)ク(左)」を教えます。
ここが難しい。ドンツクは、意外にハードル高いですよ。右2回が、難しいみたいです。
小さい子には、ほめちぎりながら、集中を途切れないように、必死に教えています。
その次に、「ドン(右)ドン(左)」を教えますが、これは大丈夫なんですが、これを組み合わせて、「ドンツクドンドン」にしたら、前の「ドンツク」ができなくなっているんですよね。力が抜けますが、気を取り直して、「ドンツク」を復習して、再度「ドンツクドンドン」を教えています。次の練習の時にできなくなっている時は、心がへし折れますね。
それでも、笑顔で、褒めちぎりながら、教えています。できるようになるとこっちもうれしいので。

脱線しましたので、軌道修正します。
盆太鼓のベースの基礎練習としては、ゆっくりのカウントで、ベースを叩かせます。
それを、段階的に早くしていきます。

できる子たちには、ゆっくりの時は、全身を使って叩くように指導しています。
速いペースといっても、盆踊りの速いスピードの曲くらいですね。
目的としては、速いペースの時は、ごまかせるのですが、ゆっくりのペースの時には、フレーズを正確に叩かないとボロが出ます。ゆっくりのペースで、正確に叩けるようにして、スピードを上げていくことで、速いペースでも正確に叩けるようにする練習です。
「ドンツクドンドン」は、半拍毎に表現すると「ドン¦ツク|ドン¦ドン」となります。
「ツク」は、半拍2打、しかし「ドン¦ドン」は、半拍に1打づつになります。
人によっては、「ツクドンドン」が、一定のスピードになって、「タタタタ」となって、ズレていくんですね。
ここが、上手くできていないと、「ドドンガドンカラカッカ」の「カラカッカ」が、「カラカラ」になって、ズレていってしまうんですよね。
ベースなんで、正確に叩くことが重要になってきます。
場合によっては、一人づつ叩いてもらって、指導していきます。
ちゃんとやらない子も、みんなに見られていると真剣にやるんですよ。
一番の理由は、一人一人細かく、確認できて、その子の技量に合わせて指導できる点ですね。
他の子にも聞かせているのは、他の事太鼓を見て、考えて学んでほしいという思いと、その子が教える立場になった時の参考にしてもらうためです。
人の失敗を笑う子もいますが、一生懸命やった子を笑うなと指導します。
本人も含めて、大事なことだと思っています。

【追伸】
今のご時世、スマホって、必需品というのは、いはずもがなだと思いますが、災害時やアウトドアの緊急連絡時に充電がないと焦ることってあると思うんです。
地震大国日本、台風の通り道で、最近の異常気象を考えていると、ポータブル電源て必要かもと考えています。
普段もアウトドアでも使えますしね。