盆太鼓のベースは、「ドンツクドンドン」です。
盆太鼓のすべての曲は、ただ叩くだけでしたら、「ドンツクドンドン」と叩いていれば、ほぼほぼ叩けます。
でも、お勧めしません。あくまでもベースなので、叩いている方も、聞いている方もつまらないと思います。

実は、そのベースのベースが盆太鼓には2種類あります。
それは、「ドッコ」ロール(「ドド」)です。
曲を聞いていると、この曲は「ドッコ」? ロール?というのはなんとなくわかります。
炭坑節や東京音頭のような、昔っからの一般的な曲は、「ドッコ」が多いいです。
一方ロールは、八木節や、最近の曲(「きよしのズンドコ節」、「ダンシングヒーロー」)に多いいようです。

【ロール】
ロールの方が簡単なので、先に説明しますと、
ロールは、一定のリズムで、「ド¦ド」と半拍づつ叩きます。手は、「ド(右)ド(左)」とたたきます。
ロールをベースにした盆太鼓のベースは、一定のリズムで素直に「ドン¦ツク|ドン¦ドン」となります。
技も、「ドドツクドンドン」のような連打系がはまりやすい感じがします。

【ドッコ】
「ドッコ」は、「ド¦ッコ」というリズムで、「ド」が半拍で、「ッコ」は、1/4拍休んで1/4拍叩く感じで、
手は「ド(右)ッコ(左)」で、太鼓の面を叩きます。叩く時のことは、左手を跳ねるように大きく振って、「ッコ」の1/4拍休んで1/4拍叩くタイミングを計ります。
叩いていくうちに、右手と左手のリズムが変わって「コッド」になってしまうので、注意が必要です。
盆太鼓のベースの「ドンツクドンドン」もそのベースに合わせて叩くので、大げさに言うと「ドーンツクドーンド」という感じで、たたきます。
練習の際は、「ドッコ」の練習をして、誰かに、「ドッコ」のベースを叩いてもらいそれに合わせて、「ドンツクドンドン」を叩くと合うと思います。
このベースは、連打系は合わせにくいので、「ドドンガ」系や、「スットン」系でアレンジしていくとはまりやすいと言われてます。

上記の事を知らない方でも、いろいろな曲を叩いていて、曲によって、技のはまり具合が違うのを感じて、無意識に、違和感ない技を選んで叩いていると思います。
私自身も、上記の事を知った後、振り返ってみると無意識に、技のアレンジは曲によって違っていたなと気が付きました。
練習の時に、「ドッコ」と「ロール」のベースを使い分けて、ベースの練習をするのもおすすめです。