整理すると、
1.学ぶ:ゆっくり正確に、意識しながら一つ一つの動きを学んでいく。
2.理解する:何度も正確に繰り返し練習することで無意識にできるようにする。
3.精度を上げる:細部や他のことに意識を向け精度や他の能力を身に着けていくそのことも無意識にできるようにしていく。
分かりやすい例でいうと、自転車に乗る時のことを考えていきましょう。
自転車に乗れるよという方は、自転車に乗るという能力を身に付けたと一つの能力を身に付けたという見方もできますが、実は、自転車を乗るということはいろいろなことを無意識でやっています。
「バランスをとる」「ペダルをこぐ」「ハンドルを操作する」等々、いろいろな事を無意識のうちにいろいろな能力を使用して、自転車に乗るという行為をしています。
自転車に乗れるようになったばかりの子は、完全に無意識ではないので、自転車に乗ることに必死です。
そのため、周りが見えておらず、ふらふらして、壁にぶつかったりします。
ブレーキをかけられなかったり、曲がれなかったりします。
しばらく乗っていると、無意識に自転車に乗れるようになり、他のことへ意識が向けられるようになるので、止まったり、曲がったり、余裕をもって自転車に乗れるようになります。
上手に自転車に乗れる子が、バランスの事やペダルをこぐことをいちいち考えながらやっていないですよね。
